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動について

ちょっと忘れてしまいそうなことかもしれませんが、人は動物「動く物」です。そして人の体は動くとういことを前提に作られています。

その人には様々な病気が襲いかかってきますが、そのほとんどを予防できるものがあるとすれば運動ではないかといわれます。動くということはそれだけ大切なものなのです。

100年前と比べるとよくわかりますが、どこかに行こうとすると、以前は歩くか自転車くらいでしたが、今は車があり、バイクがあり、自転車も電気でサポートしてくれるようになっています。家での生活でも、洗濯も手洗いから全自動になり、干す作業も乾燥機に。掃除も雑巾・ほうきから掃除機になりさらに自動で掃除してくれる掃除機まであります。炊事も出来合いのものが増え食材から作ることも少なくなっていますし、火はスイッチをひねると起こりますし、電子レンジで簡単に作ることもできます。なんでもリモコンで操作できるので、椅子に座っている時間が長くなり、生活習慣病などになりやすくなっているともいわれます。

従って、現代人はおよそ「動き」の不足の方が多く、意識して動く必要があります。つまり「運動」です。では、どういった「動き・運動」が良いのでしょうか。

基本的には年齢・体質・体調・生活習慣によって異なります。ずっと運動していた20代のスポーツマンと、年を重ねてあまり運動することもない100歳の方とでは動きが当然異なります。


動き(運動)で大切なポイント

1) 続けられること。
今までの運動歴や現在の生活習慣・生活リズムから考えて、継続できる運動が大切です。もちろん運動できない日もあれば、旅行でたくさん歩くなど、運動量の多い日もあります。そこで、およそこのくらいという運動量を決めておいて、それを普段は毎日行うとするのが良いと思います。

2) 体幹と下半身+腕を基本に。
人間には、たくさんの関節と筋肉があり、それぞれバランスよく機能する必要があります。その中でも、元気に生活するうえで重要になってくる部分は、体幹と呼ばれる肩から腰までの胴体と下半身です。ここにトラブルがあると特に生活しづらくなります。これに腕を加えた部分を主に考えるとよいと思います。

3) 筋力・柔軟性・前後左右のバランスを意識して。
様々な運動がありますが、中でも筋力をつける運動(筋力トレーニング)と、柔軟性をつける運動(ストレッチ)を意識すると良いと思います。筋力がないと身体を動かすのが大変になります。筋力があっても柔軟性がないとふとした動きでけがをしてしまいます。そこで筋力・柔軟性・(関節の可動域)が大切になってきます。また、人には利き腕・利き足といった、どちらかよく使う腕や足があります。カバンを持つときどちらか決まった手で持つ方も多いと思います。そういった長年の習慣により、気を付けの姿勢をとると、前後左右に傾いている方がほとんどです。傾いていると、知らず知らずにバランスを取り、どちらかの足や腰、肩などの関節に負担をかけてしまいます。そこで、極力傾きがないようにバランスをとってあげる必要があります。



皆さんにお勧めの運動例

基本にしたい運動・・・習慣にしたい運動・始めやすく続けやすい運動

1) 足踏み運動。
極力足を高く上げて、手も大きく振って行います。屋内でOK。できれば大きな鏡の前で、左右の足のあげる高さや、両手を振る高さ、両肩の高さを意識しながら行うとよいでしょう。屋内なら寒い冬でも温かいお部屋で行うこともできます。片足20回くらいを目安にするとよいでしょうこれにより足の筋肉を鍛えることができ、さらに足を高く上げると、腹筋背筋も使うことになります。また左右のバランスを考えることで、自分でできる整体にもなります。

2) 上に伸ばす動きと胸を開く動き。
万歳をするように手を真上にあげ、真上に引き上げられているように伸ばします。両手を合わせて握っても構いません。胸を開く動きは、背中で両手を組んで、空を眺めるように胸を張ります。パソコンや携帯電話、本などを読むことが多い現代人は猫背気味の方が多いのです。これもストレッチだけでなく、自分で行う整体にもなります。

3) 深呼吸。
吐くことを意識して行います。鼻から3秒くらいで吸って、口から6秒くらいで吐きます。10回くらいを目安に。お風呂の中で行ってもよいです。運動不足の方は呼吸器系を大きく使うことが少ないもの。こうして使うことで、肺はもちろん気道や鼻腔の粘膜にも好影響を与えます。


もう少しできる方には・・・これは一例です。お好きな続けられる運動をしてください。くれぐれも体に無理がかからないように。

1) 軽いスクワット。
肩幅くらいに足を広げて、上体はリラックスし、膝を軽く曲げ伸ばしします。深く曲げるとつらいので、軽く太ももが張るくらいで結構です。10回くらいを目安に行ってください。

2) ウォーキング・ジョギング。
ウォーキング・ジョギングも目的に合わせていろいろな方法があります。ただ欲張りすぎて続かなくならないようにして下さい。普段歩かない方でもたまに歩くと気持ちの良いものですので、無理のないように行ってください。

3) カラオケ(大きな声を出すこと)。
呼吸器系を鍛え、気分転換するにはとても良いものです。

4) 百歳元気体操・ラジオ体操。
これは身体の動きに関してよく考えられた体操です。百歳元気体操は高知県の方がよくご存じの体操です。



運動の強弱について

運動を全くしないのと、少しするのでは大きな違いがあります。ただ、ある程度の運動量を続けていきたいのです。頑張られて、3〜4か月強い運動を続けられて、その後しばらく全くしないという方がいらっしゃいます。人は一定の生活習慣・生活リズムで、数か月程度の期間がたつと、その状況で生活できるように身体が合わせてくるという性質があります。強い運動を続けていると、それに合わせて、食事をはじめとしたエネルギー代謝ほか、全身の新陳代謝が変わってきます。急に運動をやめると、運動をすることで動いていた体の機能がなくなり、便秘、むくみ、肥満、血圧上昇、アレルギーといった症状が起こってくることがあります。逆にたまに強い運動する分にはこういったことは起こってきません。従って、ある程度自分のできる運動を続けていくというのがいいのではないでしょうか。




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